RTLブレーキペダルが折れた物の修理例

無残にも折れてしまったブレーキペダル
どこかで修理されたようですが、再び
折れてしまったようです。
 「アルミが溶接できる」 と言うだけで
修理屋さんを選んでいませんか、アルミには
多くの種類が有ります、バイクで使うような
最高強度のアルミを扱いなれた修理屋さんを
選ばないと 再修理不能になったり 溶加棒
に強度の無い物を使っている場合が有りま
すのでそれを取り除くのに手間がかかる
場合が有ります。
 曲がりや 折れ であれば2000円〜3000円
ほどで修理可能です。
これは先端 ペグ部分が破損した物。
こうなると通常は「新品を買ってください」と
成るんですがKOでは以下の方法で修理
します。
A7N01と言うKOのホームページに良く出てくる
品番のアルミブロックから 先端コの字部分を
削りだします。 当然溶接でくっつけますので
溶接で強度を確保できるのはこの素材しか
ありません、7075や17Sは溶接に不向きですし
52S56S83Sでは強度不足です。
 何のことかさっぱりわからない と言う方は
とりあえずKOでは一番強い素材を使っているんだ
と思っていただければ良いです。
で 完成したのがこれです。コの時内部の隅をR
をつけて仕上げるのが強度アップのミソです。
 常温放置 30日で 90%強度回復 60日放置で
ほぼ100%回復します。これを時効硬化といいます。
 最低でも溶接から7日間は無理な力を加えないよう
に注意が必要です。
  参考修理価格¥6000円 税 送料別