セクションタイマーのページご注文は最下部まで読んでから。

これはKOレーシングが新たに開発、現在全日本選手権 地方選手権で採用されている
セクション持ち時間1分をカウントするためだけに開発した「セクションタイマー」の紹介ページです。
開発秘話
07年はじめて開催された全日本第2戦 鹿児島大会でのこと・・・見ていた観客が「持ち時間が
1分なのはわかるけどメカニックが口頭でライダーに時間を教えているのは極めてローテクですね」
と言う一言でした。
それはそうですね、今の時代時間を知らせる方法は他にも色々有りますね世界選手権で藤波
選手やラガ選手らが行っているインカムによる方法などですが、多額の出費を必要とすることと
国内では、電波法の関係で使用できません。

 そこで市販のタイマーを調べてみたんですがなかなか1分に限定したタイマーは無くて 
キッチンタイマーなどもスイッチ操作がハンドルから手を離さないといけないとか デジタル表示
だとセクショントライ中に文字が見えなかったり酸欠状態で残り時間を頭で計算しないといけなかったり
結構たいへんな事が判明しました。 
じゃー 専用の物を作ろうじゃないかと安易な考えでスタート 当初外注での製作も検討して
みたんですが初期投資に数十万円 1ロットが数百〜数千個単位・・・市場規模極小のトライアル
業界ではまず不可能な数字ばかりでした。
 どのくらい売れるだろうか検討すると 全日本出場選手を平均100人 そのうち買うことが予想される
人数を10%と見ると、コツコツと手つくりするしか方法が無いことがわかります、今までの経験から
世の中に存在しなかった物には中々手を出さないトライアルライダーの気質から推測すると10%
が妥当なところではないでしょうか。
実際の開発
まずアウトラインから決めていくことにします。
@・・・安いこと・・・・1万円を超えるとまず買う人は皆無だと言うこと。
A・・・軽量であること・・・・最終的には総重量120グラムに抑えられました。
B・・・機種依存が無いこと・・・バイクから電源を取ったり取り付けにステーやネジを
必要とするとそれぞれのバイク専用の物を用意しなければならず大幅なコストアップを
招く。
C・・・・取り付けが簡単であること・・・製品はマジックテープとタイラップで固定できるようにした。
D・・・壊れにくいこと・・・・本体をゼッケンプレートの裏に納め表示部やスイッチも小型にすることで
実現できる。設計 部品調達 製造までKO内で行うことでトラブルの蔡にも迅速に安く対応
出来る。 全日本の現場ではレーシングサービスも可能。
E・・・持ち時間が変更になっても機種変更無しで対応できる・・・・マイクロコンピューターのプログラミング
も KOで独自に開発して マイコンの書き込み変更のみで対応可能にする。
試作品でのテスト
全日本 中国 山口大会に試作品を持ち込みテスト開始 試作はスタートスイッチにトグルスイッチを
採用していましたので 固定するネジが緩んでしまうなどのトラブルも発生、しかしセクションの途中で
ラインを乱したテストライダーが普通ならあきらめるところをタイマーを確認後まだ時間が有るのを
知ることが出来て何とか必死に3点でアウトしようと言う頑張る姿勢が見られました。
やはり時間がわかるとあきらめずに出ようとする気力も生まれるようです。
中部大会では、ほぼ最終試作品を持ち込みました。
長くて難しいセクションばかりでしたがタイマーのおかげで落ち着いてトライが出来たということです。
本体のトラブルも皆無でした。
ストップウォッチを片手に走り回るメカニックも多くいましたがセクションが長くてライダーの聞こえる
所まで行けなくて時間切れになる国際Aクラスライダーの姿も見られました、このことで
たとえメカニックがいてもこの装置が有効なのではないかと言うことが感じられました。
テストライダーの後ろに並んだ成田選手がタイマーをジーーーと見てたのが印象的でしたね
で この最終試作品の仕様で行くことを決定しました。


●使用中選手からのコメント・・・・・・大会前に、模擬セクションを想定して練習する場合、タイムを計ってくれる人が
いないときに重宝しています。たとえば、時間がたっぷり有れば、ホッピングで向きを変えていた所を
時間を気にしだして、エアターンで一発で向きを変える乗り方を多用するようになったとか、ステアを
超えながら、ついでにひねりを加えて、連続技を多用するようになり、自分の乗り方のスタイルが変化
してきて、より実戦向きになってきた。時間が無い中でテクニックの正確性をUPさせるのに大いに役立っています。

 全体はこんな感じ、表示部を本体に着ける案もあったんですが
ゼッケンの裏に付けると覗き込まないと見えなかったりワイヤーや
ホースの邪魔になって見えなくなるなど問題が多く発生しましたので
コストアップと手がかかるんですがこの仕様に落ち着きました。
 セクション走行中にそんなのを見てる暇があるのか と言う疑問
も有ると思いますが 結構視界の中にLEDの光が入りますので
心配は無用です。ほんの少しわかればいいんです。
 すでにIAライダーにも使ってもらっていますが、「もうこれ無しでは
全日本は走れない」と うれしいことを言ってました。
第2戦 IA 10位でポイントゲット 西君おめでとう!
    IBは9位 大田裕一(TYS125F)でした。
              
 本体はこのようにゼッケンプレート裏に固定 
はげしいライディングでも外れることはありません
 4ST RTL&MONTESAの場合は純正のゼッケンプレートだと
問題有りませんが 社外品のフラットな物だとフレームに干渉して
つける事が出来ません。
本体サイズ 61X25X97 各ミリ
 防水には成っていませんが多少の雨ぐらいでは
問題ありません、水没は想定外ですのでご自分で
対策を。
 駆動はコンビニでも入手可能な006P電池使用
1個あれば1年は持つと思います。
 お買い上げ直後は新品の電池が実装済み バイク
に取り付けるだけで即使用可能です。
 回路はノイズ対策はして有りますが今のところ
プラグのノイズを拾って誤作動はしていません。
 表示部はこんな感じ、メインスイッチONで黄色 赤色
のLEDが30%の輝度で点灯しスタンバイ状態で
あることを知らせる。
セクションIN  スタートスイッチONで緑の
超高輝度LEDが40秒間点灯 残り20秒で消えた後
真ん中の黄色の超高輝度LEDが0.3秒間隔で点滅しながら
10秒間作動残り10秒で消灯後 隣の赤色超高輝度
LEDが0.1秒間隔で点滅 10秒経過で点滅終了 スタンバイ
状態にもどる。
 尚 LEDは太陽光下でも確認できるように超高輝度に
なっています 暗いところで直視すると失明の恐れが
有ります。
 
 表示部は透明の熱収縮チューブで保護されていますので
そう簡単には破損しません。
 固定方法はそれぞれのバイクに合わせて工夫してください。
線も長めになっていますのである程度の自由度はあります。

写真はスタンバイ状態
動画はここで再生 重たいためダウン
ロードはブロードバンドでも時間がか
かります。
 スタートスイッチはドミノスロットルホルダーの裏にこのように
マジックテープで固定、スイッチは極小のタクトスイッチを柔軟性
のある熱収縮チューブで覆い防水&保護 グローブをした指でも
クリック感が十分にわかります。
 これも取り付け方は自由で好みで工夫してください。
 セクションタイマー本体価格¥7100 税込価格¥7455
選手にできるだけ低価格で提供するために業販価格は設定していません、後々のサポートのことも有りますので
直接KOまで申し込んでください。
ご注文は メール  FAX:03-6893-5427で    なお 1個々手作りのため納期が必要な場合があります。
 

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